ゴージャス作品
特別養護老人ホームでは、担当者が利用者様の誕生月をお祝いして毎月飾りを制作しています。
今月は贅沢な作品が飾られてびっくりしました。
鮮やかなろうけつ染めとのコラボ作品です!
調べたところ、ろうけつ染めとは、布に蝋(ろう)をのせ、染め上げる技法だそうです。
布にろうをのせることは、色の混ざりを防ぐ目的もあるそうです。友禅染めでは色糊を使用するそうですが、ろうけつ染めの場合は、ろうがひび割れを起こし、染め上がりには味わい深い不規則な模様ができるのです。
制作したのは春成ケアワーカーで、以前当ブログでも紹介いたしましたが、実は彼女、ろうけつ染めの女流作家でもあるのです☆
タイトル「蘭の国から2006」と名づけられたこの作品は、第21回北国女流美術展に出品されました。
2年がかりで制作した大作です。当時、能登福祉会に就職したばかりで仕事を覚えるのに集中していたため、この歳月がかかったそうです。
描かれている蘭は、七尾市にあるのと蘭の国で様々な種類を実際にスケッチしてきたとおっしゃっていました。
毎年作品に取り掛かる際は、仕事が終わるとあらゆる天井をスケッチ代わりにイメージを膨らませるそうです。
額の周りのほのぼのとしたテルテル坊主達は田中ケアワーカーが作りました。
だんだんと近づいてきてるいや~なジメジメ空気をちょっぴり忘れさせてもらいました(^v^)