音楽療法
今日はあっとほーむ若葉で行っている音楽療法をご紹介したいと思います。
養護の二階で行っているところを取材に行きました。
音楽療法とは、音楽を聞いたり、演奏したりする際の生理的、社会的な効果を応用して、心身の健康の回復向上を図る行為です。
第二次大戦でアメリカの野戦病院で音楽を流し、演奏したところ兵士の治療が早まるという効果が確認され、その後アメリカを中心に音楽による治療効果が立証されました。
私自身も同級生が交通事故にあい意識不明だった時、担任の先生が同級生の声を録音して聞かせたところ、一気に意識が戻ったという体験をしました。
xjapanのyoshikiさんは自身の不眠治療をきっかけにコロンビア大の医学博士と共同で研究しているそうです。
各地で高齢者ケア、引きこもり児童のケアなどの現場で活発に活動が展開されています。
岐阜県を中心にして自治体、大学で研修、研究が行われているようです。
奈良市、岐阜県、兵庫県が独自の認定資格を出しているそうです。
まず、先生がギターで「たき火」を演奏し、それに合わせて利用者さんが先生といっしょに歌います。
もう一人の利用者さんが長い筒のマラカスに似た楽器を使ったりしながら歌います。
そのあと、先生がキーボードで演奏しながら、利用者さんが歌ったり、鈴でリズムをとりながら歌います。
歌の合間に北海道の話をしたり、続いて、北島三郎の「函館の女」を歌っていました。
その後はギザギザになっていて摺り合わすと音が出る木製の楽器を使ったりもしていました。
最後の利用者さんはとても元気が良く、先生のキーボードに合わせて、手を叩きながら歌ったり、ばちを鳴らしながら歌ったりしていました。
歌が始まると手で振りをつけながら歌います。
利用者さんは太鼓をたたいたり、大きな声で民謡を歌います。
歌っているときは、みなさんとてもいい表情をされていました。
音楽療法のときはみなさん明るい目をしているように思います。
私は今日初めて音楽療法の様子を見せてもらったのですが、音楽療法は脳や体の刺激になり、いい効果がもたらされているんだなあと実感しました。
幸福感や生活の質を高め、病気なら症状を軽減し、初期治療やリハビリの効果があるそうです。
これからも続けていけばきっといい成果があると思いました。