利用者の健康管理と職員の健康管理
「利用者の健康管理と職員の健康管理」をテーマに施設内研修を開催致しました。
講師は、七尾市にある山 医院 院長 山 雅都先生です。
山 先生は特別養護老人ホームの嘱託医で、今回の講義ではメンタルヘルスに重点をおき、話して下さいました。
職員を対象とした意識調査からのデータをもとに、セルフコントロールの大切さやストレスの発散方法等について教えて下さいました。
深刻な社会問題となっているうつ病を防ぐにはどうすればよいか。
「職場内においては、スタッフ間の意思疎通を図り、相談しあえる関係を築くことである。」
「暗雲とした思いだけが留まってしまわぬよう、みんなでお互いに話しやすい雰囲気を作っていくことである。」
「また、指令経路は一つにし、複数ある事によって進路に迷う事無く同じベクトルに進めるようにする事である。」
「人の思いは口に出すと味がない。」
先生が講義の中でこうおっしゃっていたのが印象的でした。
「人間の本当の思いは言葉に出しては伝えられないときもある。足りないからきちんと伝わるよう努力するのだ。」
「相手がわかっているだろうという考えで話を進めると、誤解を招く原因となり、その結果わかってもらえないと悩む事にも繋がる。」
「人に話をするには、自分の考えを整理し、相手に伝わりやすいよう明瞭に話すことが必要である。」
最後の質疑応答では、スタッフとのディスカッションもあり大変充実した勉強会になりました。
また、今後もスタッフの悩みや相談を聞いてくださることになりました。
私達にとっては大変心強いお言葉を頂戴しました。
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